秋葉原駅ロッカー

人類のアンチ

hello world見ました

アイデンティティを喪失したので評論家気取りのなんかを作って気を紛らわせてます。あとネタバレします。

hello world、海外sfには疎いので事前準備が足らないままの対決になってたり隣の外国人がスマホで撮影してたりカップルが喧嘩してたり最悪の環境でしたがハチャメチャに面白かったです。

1番好きなのは本を修復する場面ですね。(その後の告白もめちゃくちゃ心を揺さぶられたけど)

マニュアルにない事をしたのをsnsで誰かが成長って言ってたんですけど、少年らしい反抗心も描かれてるし
攻略本の通りにしないことで一行さんへの思いがめちゃくちゃに現れてるとおもうんですよ

指示通りなら付き合えるのは分かっていても好きな人を慰めるんじゃなく悲しみの元から絶って救うことを選ぶの、言われるがままに付き合おうとしてた与えられた恋からの脱出とこれはデータ上の恋ではないっていうのが現れてて好きです。あと一行さんと自分を繋ぎ止めるための武器が本なの、純粋すぎて好きです。

ラストの月で目が覚める場面、あの場面ですらアルタナの記録なのでは?っていう感想を抱かせる瞬間とこれナオミも救われたのかな?っていう疑問を与えて観客を劇場から追い出す最高の終わりかただったと思うんですけど(後ろで見てたカップルがよく分からないみたいな話してた)

この作品の中でも堅書とカタガキの目的は一行さんと一緒に居たいっていう思いであって記録された京都であろうと月面であろうと一行さんと再会できたので目的達成なんですよね

データの中であろうと堅書と一行さんはこれから新しい世界を生きていくし、完璧なデータは現実とは見分けがつかないし、2037で自動修復が切られたし
(この場面のhello worldの文字、観客が理解力がない事を想定して念入りに入れ込んだみたいで好きです)



ここからは妄想?と疑問なんですけど、カタガキが消えるシーンあれはグッドデザインで消した訳ではなくカラス(一行さんの干渉)の力でサルベージされる工程であるんですよね、あのカラス作ろうとした物を取り消したりするし

脳死のような状態の人間の精神をサルベージする行いが治療として確立されるのと自動修復の厄介さを学んだ上での新たなアルタナが月のアルタナだったんじゃないでしょうか(データの中の人の人権を守れとかいう抗議されてそう)

2037アルタナには一行さんの落雷が記録されてるのに2037後の世界ではカタガキが脳死?になってるの、2037の時に無茶してああなったとかなのかな、よくわからないので有識者出て来て

another worldと番外編読んだらまた書きます


10/2
if読みました
あのキャラ付けと目立ちかたをしながら出番がなかった三鈴さんのストーリーをある程度加味して見るとhello worldがまた一段と新たな味を産み出してくれて……って感じです。
ぼくはガチ泣きしました。
タイトル通りifの世界であるんですけども、大元のアルタナの設定は変わらないと思うんですよね。
疑問は解消されたと思います。

あと考察?妄想わりといい線行ってません?